開催情報
【作家】ヨルク・シュマイサー
【期間】2019年5月17日(金)~6月8日(土)
【開館時間】13:00 – 19:00
【休館】月曜日
【料金】無料
会場
会場名:ギャルリー宮脇
webサイト:http://www.galerie-miyawaki.com/
アクセス:〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側
電話番号:075-231-2321
開館時間:13:00~19:00
休館日等:日、月休廊
概要
精緻、壮麗な銅版画を生涯にわたり創り続けたヨルク・シュマイサー(1942~2012)。生前あまり肉筆作品は発表しなかったが、世界の様々な地を旅した作者は、オーストラリア荒野の岩山風景、アンコールワット遺跡の風化した女神像、水面の光が反射するベニスの建物、線も尺度も消失した南極氷原の光景・・・など、各地で肉筆画を描いた。一枚の版から様々に異なる雰囲気の刷りを生み出すことにも積極的であった作者は、一つの図像の、微妙な、あるいは劇的な変化を、肉筆と版画の境界なく表現した。対象を見て描くことは、 “世界”の中に居る作者自身の存在を確認する行為だ。南極旅行で氷山に対峙した作者はこう語った―「その姿に対する自分の反応を創ろうと、他のどこにも同じ形では絶対に存在しないその姿を表現しようと考えたんだ。」
本展は、銅版画家ヨルク・シュマイサーの肉筆作品を中心に展覧する珍しい機会。加えて当画廊で未発表のリトグラフやアクリル板エングレーヴィングなど銅版画以外の作品も出品する。四年半ぶり二度目の遺作展。30点以上展示。