山下和也個展「Relation」

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開催情報

【作家】
山下和也

【期間】2013年10月11日(金)~11月3日(日)
【料金】無料

http://gakeigimlet.org/2013/09/yamashita_solo2013/

会場

会場名:雅景錐
webサイト:http://gakeigimlet.org/
アクセス:〒603-8312 京都市北区紫野中柏野町23
電話番号:075-432-8283
開館時間:12:00〜19:00
休館日等:月曜日〜木曜日、日曜日、祝日予約制
(金曜日、土曜日はオープン)不定休有り

概要

雅景錐では、山下和也個展《Relation》を開催いたします。本作は、日本絵画史における重要な作家(雪舟、雪村、若冲、蕭白、蕪村、大雅、北斎など)の作品のパーツを組み合わせ、様々な表象を重ね合わせながら、日本絵画特有の空間構成法(画面の上に行くほど遠景となる描法、大気や水によって空間を接続したり圧縮する描法、そして様々な時間軸が同一画面に展開する異時同図法。)を用い、東洋思想に基づく宇宙観を表現する山水画の主題を再構築しています。
様々な内容が有機的に繋がり、循環する事によって新たな内容を変成する山水画を描いています。

また本作における前衛性にもご注目頂ければ幸いです。


下記は、山下和也による作品解説

「この作品は、様々な時代の山水画様式をひとつの画面に再構築して制作した現代絵画です。山水画は、中国で生まれて発達した絵画の主題です。日本には14世紀に禅文化とともに本格的に輸入されました。本来の山水画は、東洋思想における理想郷を描きあらわすことを目的としています。現実の景色の再現よりも、山岳樹林岩石河川などにかたちを与えて再構築する「創造された景色」として描くものが主流でした。また、詩や絵画および印刷物を流用して作品を制作する事も常套手段でした。この作品では、そのような歴史的背景の再解釈を手がかりに、日本絵画史における重要な作家の作品を組み合わせながら、日本絵画特有の空間構成法を用い、東洋思想に基づく宇宙観や生(性)と死、聖と俗の象徴的事象が有機的に繋がる多次元構造の新たな山水画世界を試みました。」

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