開催情報
【作家】川村悦子|田嶋悦子|赤松加奈|髙間智子|吉田紳平|度會保浩
【期間】2022年3月31日(木)~ 4月10日(日)
【開館時間】12:00 – 19:00(最終日18:00)
【休館日等】月曜日
【料金】予約不要・入場無料
会場
会場名:ギャラリー恵風 2F
webサイト:http://g-keifu.com
アクセス:〒606-8392京都府京都市左京区聖護院山王町21-3
電話番号:075-771-1011
概要
私にとって石膏型を用いて鋳込み成形する事は装飾へと繋がっています。
積層され成形した素地は入れこの器のようにそれぞれの色の素地が
同じ形態を保ち重なっており、彫る深さによりそれぞれの色が現れます。
装飾を施す行為は自身の積み重ねられつつ薄れゆく感情や記憶を紐解き作品へと転化します。(髙間)
生まれて初めて見たはずの景色でもなぜか知っているような気がしてならないときがあります。
たった数秒の、ほんのわずかな時間でさえ、これは知っている。覚えている。と、そう思えてならない瞬間。
そういう瞬間に出会ったときに、もうずいぶん遠い昔から、このことは決められた約束なのかも知れない。
そう思うことがあるのです。たとえばそれは、冬の朝、頬に当たるまっさらな風にどこか懐かしさを覚えるように。(吉田)
近年制作を開始した《庭》のシリーズは型板ガラスを仕立て直し制作しています。
視線制御と光拡散機能の双方の目的を果たすことから昭和の住宅に広く使用されてきたその硝子の多くは
現在ほとんど生産されていません。
幼少期より昭和の住宅で生活してきた私には
個と社会の境界にある庭のような存在を感じています。(度會)