開催情報
【作家】浅野真一
【期間】2021年6月3日(木)~ 6月13日(日)※6/7(月)休廊
【開館時間】12:00 – 19:00(最終日18:00)
【休館日等】6/7(月)
【料金】予約不要・入場無料
http://g-keifu.com/1f_asanoshinichi_2021_06/
会場
会場名:ギャラリー恵風 1F
webサイト:http://g-keifu.com
アクセス:〒606-8392京都府京都市左京区聖護院山王町21ー3
電話番号:075-771-1011
概要
昨年天体望遠鏡で初めて木星の衛星を観察することができた。
木星と一直線に並ぶようにある4つの衛星は、ガリレオが発見したためガリレオ衛星と呼ばれる。
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。これらはギリシャ神話の主神ゼウス(=ジュピター)の愛人の名前だ。
宇宙は科学の世界であると同時に神話の世界であり、様々な文化と歴史の坩堝であると感じる。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」では宇宙の旅は死出の旅だった。
生きながら銀河鉄道に乗ったジョバンニは狂おしいほどに美しい星空の世界を旅する。
賢治のお話では星空が足元にも広がるような記述がたびたび見られる。
死とは遠くのもののようで、実はすぐそこにあるのだということかもしれない。
または天上の美しさが、目を凝らせば手に取れる物の中に在るということかもしれない。
私はアトリエのガラクタを見つめて絵を描く。その存在の中に星空の美しさを見ようとしている。(浅野)