開催情報
【作家】家田実香、彌永ゆり子、油野愛子
【期間】2023年4月14日(金)- 5月14日(日)
【開館時間】13:00~19:00
【休館日等】月曜、火曜、水曜、木曜
https://www.finch.link/post/substance-screen
会場
会場名: FINCH ARTS
webサイト:https://www.finch.link/
アクセス: 〒606-8412 京都府京都市左京区浄土寺馬場町1-3
電話番号:+81(0)80 1351 9467
概要
この度FINCH ARTSでは家田実香、彌永ゆり子、油野愛子による展覧会「Substance, Screen 」を開催いたします。本展のタイトルとした「Substance(物質、実体)」「 Screen(画面、覆い)」はそれぞれ絵画という複雑な事象の要素です。物質(Substance)→イメージ(Screen)のようなわりと想像しやすい絵の具やキャンバスなどの物理的な側面から想起されるイメージの関係性の事でもあり、またその逆の、覆い隠すもの(Screen)→実態(Substance)という反転した創造性を持つ言葉でもあります。
本展では3人のアーティストの作品が展示されます。
家田実香は”マテリアル・フェティシズム”をテーマとし、アクリル絵具の質感と色を要素とした絵画を制作しています。物質とイメージの関係性、物質がいかなるイメージを喚起しうるかについての探究が展開されています。彌永ゆり子は、デジタルメディア(Raspberry piや小さな液晶モニタ)を使用し、デジタル空間におけるイメージの質感をテーマとしています。本来は質量を持たないデジタルデータが、物理的な空間で質感を伴ったイメージとして存在することが提示されます。油野愛子は金属や樹脂、陶芸、アクリル絵具など多様な技術と素材を使用し、幼年期と青年期の間に横たわるギャップ、感情をテーマに制作を行っています。本展では絵画作品に注目し、グラフィティのようなイメージの重々しいアクリル絵具の表層がめくれ奥の層が覗く作品が展示されます。
「Substance, Screen」では、アーティストが異なるメディアを使用しながら、物質とイメージの間の複雑な関係を提示し、その異なる領域の間で様々な対話を生み出します。どうぞご高覧ください。