開催情報
【演出家】村川拓也
【期間】2015年 7月10日 (金) 〜 2015年7月12日 (日)
7月10日(金)19:30(Ver.A)
7月11日(土)19:30(Ver.B)
7月12日(日)14:00(Ver.C)
17:00(Ver.D)
【料金】2,000円(前売/当日共)
※半券提示+500円で別バージョンの観劇ができます
http://www.kac.or.jp/events/16138/ 作品のルール Ver.A「赤紙」 Ver.B「顔」 Ver.C「記録」 Ver.D「集団」
会場
会場名:京都芸術センター
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:-
概要
・演出家が本番の数週間前に出演者候補に手紙を送る。
・手紙には劇場を訪れる時間、観客の前でどのような行為をするか指示が書いてある。
・当日劇場に来るか、来ないかは手紙を受け取った人が決める。
・この作品は出演者未定の演劇作品である。
初演とほぼ同じ構成での上演。手紙は初演時の出演者達に送る。ただし、彼らはその手紙を別の人に渡し、その手紙を受け取った人はさらに別の人に渡す。つまり、最初に手紙を受け取った人の次の次の人に手紙が渡ることになる。指示の書かれた手紙はどこに向かって、誰に届くことを希望するのか。出演者候補の選定すらも放棄したこの上演は、初演よりもさらにスリリングな再演となるだろう。
ある死の記憶を共有する特定のグループ数名の出演者達による上演。一人につき何枚かの指示が配られ、同じ出演者が数回舞台上に姿を現す。しかし、どの指示に従うかは当人次第であり、この場合、指示の内容によって何回出演するかを選択することになる。彼らは舞台上で証言する。ここの不在者について。
記録にまつわる作業集団 “ARCHIVES PAY” との共同制作。あらゆる記録装置を舞台に持ち込み、現場の一回性とその記録によって生まれるもう一つの時間軸を内包させたまま上演は展開する。狂気に満ちた記録主義者たちのつくり出す空間は、いくつもの記録装置と地を這うケーブルに囲まれ現実を窒息させるだろう。手紙を送る相手は未定。
ティッシュ配りの要領で、街に出て大量の手紙を不特定多数の人々に配る。はたしてどれだけの人が本番当日、劇場に現れるのか。もっとも不確定要素の強いバージョン。演劇体験の充足感は何によって満たされるのか。存在を観る時間、存在に幻滅する時間、存在の不在の時間。