開催情報
【参加作家】山城知佳子
【期間】
[展示]2018年10月6日(土)- 11月18日(日) 10:00-20:00 *プレオープン 10月5日(金)17:00-22:00
[パフォーマンス]
10月12日(金)16:00- / 18:00-*ポスト・パフォーマンス・トーク。
10月13日(土)11:00-◎ / 14:00- / 17:00- ◎託児サービスあり。詳細はお問い合わせください。
【料金】
[展示] 入場無料
[パフォーマンス] *全公演30名限定
一般 前売 ¥2,000/当日 ¥2,500
ユース(25歳以下)、学生 前売 ¥1,500/当日 ¥2,000
高校生以下 前売・当日共に ¥1,000
ペア ¥3,500(前売のみ)
会場
[展示]京都芸術センター ギャラリー北・南
[パフォーマンス] 京都芸術センター フリースペース
webサイト:http://www.kac.or.jp
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
概要
現実とフィクションが交錯し、濃密なイメージが去来する
ヒューマンビートボックスの振動をトリガーに
山城知佳子は、時に自身も被写体として写真や映像のフレームに入りこみながら、土地や個人の記憶から呼び起こされるリアリティを皮膚感覚とともに感じさせる作品を発表してきた。
その制作プロセスにとって、「身体」は欠くべからざる存在だ。たとえば出身地である沖縄の過酷な戦争体験の証言を聞き、自分たちの現実との距離や齟齬を自覚した結果、山城は証言者の声を自ら繰り返し模倣するという手段を選んだ。他者の声を身体の内に容れるという、身体を用いた他者への接近。
鳥が落とした糞の中にまぎれていた種子が大地に横たわる人々を覚醒させる――神話めいた力を感じさせるシーンで始まる3画面映像インスタレーション『土の人』は、沖縄と、その歴史において沖縄と相似した経験を持つ韓国の済州島で撮影された。現実の容易ならざる状況と詩的なフィクションが画面の中で交錯する。沖縄戦を記録したサイレントの映像にヒューマンビートボックスを重ねるとき、身体性を持ったイメージとして、かつて/これからの戦争への想像力が起動する。
会期中には、『土の人』から発展したライブパフォーマンスが行われる。肌を震わせる音、言葉、声、映像。あらゆる要素が分かちがたく混交し、身体はまた新しい想像力の旅を経験することになるだろう。