開催情報
【期間】2019年7月2日(火)~8月25日(日)
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日等】月曜日・8月10日(土)~16日(金)
【料金】-
会場
会場名:ハリス理化学館同志社ギャラリー2階 企画展示室(同志社大学今出川キャンパス)
webサイト:http://harris.doshisha.ac.jp/doc/index.html
アクセス:京都市上京区今出川通烏丸東入 同志社大学今出川キャンパス
電話番号:075-251-2716
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日等:月曜日・祝日
概要
岸和田と同志社の最初の接点は、1878年(明治11)7月20日、同志社の創立者新島襄が初めて岸和田を訪問した時です。以来、今日までおよそ141年間両者の関係は広範かつ重層的に広がってきました。この関係の端緒を開いた人物が、かつて岸和田藩第13代藩主であった岡部長職で、岡部が岸和田での窓口として紹介した人物が元藩士の山岡尹方でした。
特に山岡は、明治期の岸和田で重要な役割を果たした人物です。岸和田藩や堺県の要職に就くだけでなく、自ら事業を起し、特に士族の貧困対策として煉瓦製作所を始めました。また、町人層の人々とも共同して国立銀行条例に基づく第五十一国立銀行設立の発起人となり、煉瓦製作所にも共同出資して株式会社化するなど、岸和田の近代化に貢献しています。さらに、元士族層を中心に時習社を結社し、新しい時代を学ぶ場を創出しました。新島や同志社の受け皿になった組織がこの時習社です。
このように岡部が新島に紹介した山岡は、岸和田と同志社の関係を構築する上で適任者であり、その後、核になっていきます。そこで、本展ではキリスト教を手がかりとして藩主が導いた岸和田と同志社の関係を山岡家所蔵資料などで振り返ります。