居森幸子・中村えい子 二人のカタチーそれぞれのFiberー

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開催情報

【作家】中村えい子、居森幸子
【期間】2022-11-22(火) ~ 2022-11-27(日)
【開館時間】12:00 – 19:00 (最終日は17:00まで)
【休館日等】月曜
【料金】無料

https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/20221122g/

会場

会場名:同時代ギャラリー
webサイト:https://www.dohjidai.com/gallery/
アクセス:〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル2F
電話番号:075-256-6155

概要

今回の二人展ではそれぞれの異なる技法によるファイバーアート作品を発表します。
居森幸子は和紙の表面をカッターナイフで起こし、表情豊かな作品を。
中村えい子はハイパーヤーン(人工素材)に楮の皮を裂いたもの(自然素材)を織り込み、そこから鎖編みが繋がっていく「今ここに生きている」を表現した作品を展示します。
出会いは和紙。8年前、中村えい子がふと手にした「素材との出会い展」のパンフレット。日本画家の居森幸子はその素材である和紙や水簸を使うなど素材の特性を生かした平面作品を制作している作家だった。和紙に興味があった中村は「和紙でアート」というワークショップにも惹かれ迷わず岡山へ。 ワークショップで偶然前に座った方が「赤い糸」となって二人を更に近づけた。私たちは8年の時をゆるりと撚り、紡ぎ、織り、編んできた。そして出会いは時間を超え、作品としてここに一つのカタチとなる。

アーティスト詳細
<Artist>
居森幸子
立体絵画
岡山県在住
日本画の一画材として「和紙」を見直した時、豊かな表情を含んだ和紙に今までの筆では表現しきれない未知の可能性を感じました。試行錯誤を繰り返し数年とりくんでいたある日、カッターナイフの刃先で和紙の繊維をつまみ上げると、柔らかな感触が立ち上がり 手応えを感じました。その行為を繰り返し和紙の表面を耕していくと目の前に初雪が降り積もった真っ白な平原が現れてきたようで、胸が高まり今までに見たこともない美しさを目の当たりにしました。この表現を獲得した時から現在まで独自の手法で制作を続けて発表してきました。

中村えい子
織り・ファイバーアート
京都府在住
織りを基本にした作品制作。 素材は綿、絹、麻糸の他、ロープの材料となるハイパーヤーン、裂き布、楮の皮トウモロコシの皮等多種によるファイバーアート。
主にインスタレーションの形で発表している。  織り作品がその空間でどんなカタチになりたいのか、ディスプレーする空間がその作品をどう受け止めたいのか。
作品と空間、二つの声に耳を傾けながら現場で「一つの作品」を創り上げていく。 空間は舞台、織り作品は役者。 そこに物語が生まれ何かが動く。

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助成: