予言と矛盾のアクロバット レクチャー「SEARCHING FOR EURASIA-ユーラシアを探して」

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開催情報

【ゲスト】
渡辺 真也

【期間】2014年8月23日 (土)  15:30~
【料金】500円

http://www.kac.or.jp/events/13850/
http://aaccrroobbaatt.com/1126/

会場

 
会場名:京都芸術センター
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:-
  

概要

ヨーロッパ(Europe)とアジア(Asia)は、異なる二つの文化ではなく、一つの大陸文化ユーラシア(Eurasia)である。そう考えたヨーゼフ・ボイスとナム・ジュン・パイクは、1963年から生涯を通じ、「ユーラシア(Eur-Asia)」と呼ばれる作品シリーズに取り組んだ。
彼らは、キリスト教世界とその東方に位置する世界を、また、第二次世界大戦後イデオロギーによって分裂した「西」と「東」を、一つの「ユーラシア」として融合させようと試みたのだった。

今夏、ベルリンで活動する新進気鋭のキュレーター・渡辺真也を京都に招き、レクチャー「SEARCHING FOR EURASIA-ユーラシアを探して」を開催する。
渡辺は、ボイスとパイクの構想した「ユーラシア」を実証すべく、2013年、ドイツから日本へと陸路で横断しながらリサーチを行い、ヨーロッパとアジアの文化的連続性を探った。そこで彼は、我々の想像を遥かに凌駕する、多くの連続性を発見した。
日本人のルーツの一つとされるブリヤート人の白鳥神話とボイスの故郷の白鳥神話、モンゴルのシャーマンが降ろした魂が語る元寇の秘話、弥勒菩薩の印から辿るキリスト教イコン、そして京都の奇祭に込められた謎…。

取り返しのつかぬ程までに世界の分断が昂進する現在、ボイスとパイクの「ユーラシア」活動の分析を通じ、失われた繋ぎ目を回復することを試みる。

企画:原 智治

プロフィール

渡辺 真也|Shinya Watanabe
1980年静岡県生まれ。インディペンデント・キュレーター。ベルリン工科経済大学講師。ニューヨーク大学大学院修士課程修了後、コマーシャルギャラリーのマネージャー経験を経て、キュレートリアル活動を開始。
ヨーロッパとアジアを一つの大陸文化ユーラシアとして融合を試みた「ヨーゼフ・ボイスとナム・ジュン・パイクのユーラシア」論を、ベルリン芸術大学博士論文として執筆すべく、2013年、ベルリンから日本へと陸路で横断を果たした。
http://www.shinyawatanabe.net/

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