開催情報
【期間】2018(平成30)年7月7日(土)〜9月9日(日)
前期:7月7日(土)〜8月5日(日)
後期:8月7日(火)〜9月9日(日)
【開館時間】10:00~19:30(入室は19:00まで)
【休館日等】月曜日 ただし、7/16(月・祝)、7/17(火)は開館
【料金】
一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*上記料金で、総合展示と3階フィルムシアターがご覧いただけます
会場
会場名:京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」
webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~19:30(入室は19:00まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)
概要
後藤家は祐乗を始祖として、室町時代の足利義政のころに興り、以後十七代で江戸時代末期に及んだ一族です。祐乗以来、後藤家は日本の金工界をリードし、足利氏、豊臣氏、徳川氏と密接な関係を結びながら多くの分家を創出しました。この多くの分家のうち、宗家五代の徳乗の弟・長乗から展開した一統が、本展覧会で光をあてる後藤勘兵衛家です。
後藤勘兵衛家の二代・覚乗は、たくみな技術で刀装具の制作を手がけ、また、その技術を見込まれ、加賀藩・前田利常に招かれました。以後、従兄弟の顕乗と交代で隔年に金沢と京都を往復し、加賀後藤と呼ばれる金工の流派の基礎を築きました。
また、後藤家は、金工だけでなく、金座や分銅についても家職とし、勘兵衛家を含む分家の中でもこの分野と関わりを結んだ家々がありました。国内有数の金工師でありながら、屈指の実業家であった点が、前近代における後藤家の大きな特徴といえるでしょう。