開催情報
【作家】須山奈津希
【期間】2018年1月13日(土)〜2月11日(日) ※期間中の金土日のみ開廊
【開館時間】13:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
【休館日等】月火水木は休み
【料金】無料
会場
会場名:bgm gallery and shop
webサイト:http://bgmkyoto.tumblr.com/
アクセス:〒600-8114 京都市下京区早尾町313 番地3 五条モール 102
電話番号:-
開館時間:13:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
休館日等:-
概要
モノクロームは直訳すると1色の意味ですが、背景があるので必然的に2色のことであり、さらに言うと多くの場合はその間のグラデーションがあります。
「白い紙に黒い線をひくことは、世界と自分という対比と似ている」
シャープペンシル1本で描き出されるされる線は、軽やかでありながらもどこか少し所在なさげです。描いた絵は作品である一方、見ようによっては綺麗な紙を汚していることと同じかもしれないという須山。それは生きることと同じ。
「格好がわるくていびつだったりしても、それが生きているということだったら、それを世界に差し出すしかないのだ。そう思うと〝描く〟ということは自分にとってはとてもフィジカルなことで、周りの人や自分の身体性のようなことを考えながら作品を作ってみました」
本展は2017年11月に東京・両国のknot galleryで開催された展示を再構成した巡回展となります。
「重さ。温かさ。匂い。誰かが感じたであろうこと。
それを想うだけで、自分の輪郭がくっきりとしはじめる。
生の感覚が、私にも宿る」 ーknot galleryプレスリリースより
2016 年の個展に続き今回も、絵の前に漫画を描いて頭のなかを整理しそこから作品へと移るという手法で制作。漫画は同じテーマから着想を得た安永哲郎のテキストともに共著としてHIROI publishing より出版されています。
2 回目となる安永哲郎とのコラボレーションは不思議な緊張感と広がりを生みだしました。また2017 年はスピッツのミュージックビデオのイラストレーションを担当するなど、さらなる展開を見せる須山奈津希の京都で初となる展示。どうぞご高覧くださいませ。
須山奈津希
イラストレーター。2006年よりイラストレーターとしての活動を始める。書籍、雑誌を 中心としたイラスト提供の他、バンドherajika、自身も参加しているsheepのCDジャケットのアートワーク、 「charlie&patrick」「とても良いメガネ」等、しかけのあるzineの制作、旅と日常を絵とコラージュで記録する instagram「I was here」など個人の制作にも力を入れている。読書と手紙にまつわるお店「Amleteron(アムレテロン)」からポストカードを発売。東京在住。