開催情報
【日時】
2015年5月23日(日) 13:00-18:00 〈街中の道具を観光する・条件付きの道具作り〉
2015年5月31日(日) 13:00-18:00 〈道具をやきものにする〉
【定員】15名 *要予約
【料金】3,000円(全2回)
http://appartsstudio.tumblr.com/
会場
会場名:Art Lab Ocean
アクセス:〒601-8005 京都市南区東九条西岩本町10 オーシャンプリントビル1階
概要
APP ARTS STUDIO vol.14「具のつかい道」
街中を歩いていると、〈使い道がよく分からない造作物〉に出会うことがあります。住居人のお手製のものもあれば、街の移り変わりのなかで偶然に生み出されたものもあります。そうして軒先や路上に置かれたそれらの造作物は、他人からみたらよく分からないものですが、その家で暮す人にとっては確かに使い道をもった〈道具〉なのです。たとえば、図1は、玄関先に立てかけられたスチール棚の板材です。へこみ具合から重たいものが何度もこの上を通過したと思われます。図2は、植木棚が動かないようにビニールひもでブロックと固定されています。今では植木が成長したためかブロックが棚の役割をしています。本ワークショップでは、こうした街中の道具とその使い道に着目し、それらを〈見ること〉から、〈使うこと〉へと視点を移動させながら、「具のつかい道」を探っていきます。
APP WORKSHOP「工夫、転用、なにこれ?」
1回目には、街中のさまざまな道具とその使い道を観光します。そして、それらの道具からアイディアを膨らませ、既製品や自然物などを組み合わせて条件付きの道具を制作します。2回目には、前回制作した道具をもとに、粘土でその造形を再構成したやきものを制作します。
予約方法:
氏名/住所/電話番号/メールアドレスを明記の上【appartsstudio@gmail.com】までお申し込み下さい。当日まで受け付けておりますが、定員になり次第、締め切らせて頂きます。詳細は【http://appartsstudio.tumblr.com】にてご確認ください。
定員|15名 *要予約
プロフィール
講師:伊藤 存|現代美術作家
1971年大阪府生まれ、京都府在住。京都市立芸術大学美術学部美術科卒業。主な展覧会は「きんじょのはて」(ワタリウム美術館、2003年)、「磯部湯画廊/磯部湯活用プロジェクト」(群馬県前橋市、2013年)など。刺繍作品や、アニメーション、小さな立体などを制作し、具体的に見えているもの、当然だと思っていることの多様性を模索している。
講師:中村 裕太|美術家・APP ARTS STUDIO
1983年東京都生まれ、京都府在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。最近の展示に「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト」(森美術館、2013年)、「タイルとホコラとツーリズム」(Gallery PARC、2014年)など。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行う。