開催情報
【日時】2013年10月5日(土) open13:30 start14:00
【料金】2500円(1ドリンク付き、予約制)
会場
会場名:ホテルアンテルーム京都内のレストラン
webサイト:http://hotel-anteroom.com/
アクセス:〒601-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番
電話番号:
開館時間:13:30〜18:00
休館日等:
概要
近年、これまでの大量流通する既成品に囲まれる生活を変え、身の回りのものを手間をかけて作り上げていくことや、生産者の顔が見える商品をに価値を見出す人々が増えているようです。
CLASS ROOM第5回では、「観る人から、つくる人に。地産アートから見える未来。」をテーマに、岡山県真庭市で、トマト農家として働きつつ「地産地生」の映画づくりを行っている山崎樹一郎監督と、大阪大学 創造工学センターに在籍し、「FabLab Kitakagaya(ファブラボ北加賀屋)」共同ディレクターほか多方面でへの活躍を見せる津田和俊氏にお越し頂きます。
今回のプログラムでは山崎監督の代表作「ひかりのおと」の上映を行いながら、農業に代表される地方のものづくりについて、また、技術の発達によって場所や規模・予算などの制約から解放されつつある、これからの「ものづくり」についてお話を伺ってみたいと思います。
なお、トークの後は恒例のスピーカーと参加者の皆様が意見や感想を交わす、懇親カフェタイムを設けております。 どうぞお気軽にご参加ください。
第5回 PROGRAM「観る人から、つくる人に。地産アートから見える未来。」
ゲスト
山崎 樹一郎 l 映画監督,トマト農家,岡山
津田 和俊 l 大阪大学 創造工学センター 助教,大阪
第1部 14:15~15:45 映画「ひかりのおと」上映(89分)
第2部 16:00~17:00 トーク、質疑応答
第3部 17:15~18:00 懇親カフェタイム
映画「ひかりのおと」
「その土地と人の営みを見つめる」というテーマに、岡山県真庭市を舞台とし、三代続く酪農を継ぐため、東京から故郷に戻ってきた青年の葛藤と、かすかな希望を描く映画。山崎樹一郎監督による初長編作品。地域住民を巻き込みながら作られた本作は5ヶ月にわたり岡山県内全域にて、公民館、ライブハウス、旅館、学校、カフェ、古民家、田んぼなど、全51会場100スクリーンでのキャラバン巡回上映され、地産地生映画として話題を呼んだ。
お問い合わせ:classroom.jpg.org@gmail.com
ゲストプロフィール
山崎 樹一郎 Juichiro Yamasaki
1978年大阪出身。岡山・真庭市在住。
トマト農家を続けながら、映画監督として『ひかりのおと』(2011)を製作。
地産地生映画として2011年10月より約5ヶ月間をかけ、岡山県内全域の51会場にて100回の巡回上映を行う。その後、大阪を皮切りに京都、東京など全国のミニ・シアター等で作品を公開。第24回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門、2012年ロッテルダム国際映画祭「Bright Future」部門、第7回大阪アジアン映画祭特別招待作品部門など多数の映画祭でも上映が行われた。第12回ニッポンコネクションでは、ニッポン・ヴィジョンズ・アワード受賞。さらに映画上映・製作グループ[cine/maniwa]としても岡山芸術文化賞グランプリ、福武文化奨励賞を受賞している。
2013年からは新たに、かつて岡山県真庭地域を中心に起こった「山中一揆」をモチーフとした作品の製作・上映の企画を推進している。
津田 和俊 Kazutoshi Tsuda
1981年岡山県真庭郡新庄村出身。大阪・茨木市在住。
モノの流れや循環に着目しながら、自然環境と人の関係性を研究・追求する。2002年から、自転車を社会に再定義する公共デザインプロジェクト「再転車(りてんしゃ)」を実施。2004年から、即興演奏ECOに参加。2008年には、持続可能な暮らしの具体像を描くために若手デザイナー・実務家・研究者らが集まって多角的な視点から考察する場「萃点堂(すいてんどう)」を主宰(2008~2010年度 第1期終了)。2011年4月、大阪大学 創造工学センター 助教就任。2010年から、つくりかたの未来を考える「FabLab Japan」に参加し、2013年の年明け、大阪市住之江区に「FabLab Kitakagaya(ファブラボ北加賀屋)」を共同開設する。
その他に、サステナブルデザイン国際会議実行委員、エコデザイン国際会議実行委員会関西委員(2011年度)、国連大学鳥瞰型環境学サマースクール修了生幹事など、多方面で活動している。共著として2013年、『FABに何が可能か 「つくりながら生きる」21世紀の野生の思考』(フィルムアート社)を上梓している。