クリスチャン・ヤンコフスキー「Floating World」

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開催情報

【作家】クリスチャン・ヤンコフスキー
【期間】2018年9月15日(土)–10月28日(日)
【開館時間】11:00〜19:00
【休館】月曜日
【料金】無料

http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20180915_id=12797#ja

会場

会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
webサイト:http://www.kcua.ac.jp/gallery/
アクセス:〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
電話番号:075-253-1509
開館時間:11:00〜19:00(入館は18:30まで)
休館日等:月曜日

概要

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA では毎年、国際的に活躍する海外作家の創造と実践に触れる機会として、展覧会や実践的なワークショップ、レクチャーなどを実施しています。2018年度は、挑発的でアイロニカル、かつユーモア溢れる作風で知られるベルリン在住の作家、クリスチャン・ヤンコフスキーを招聘し、日本初の個展を開催します。

ブリーフケースと機内持ち込みサイズのスーツケースの二つを持って世界中を駆け巡るヤンコフスキーは、仕事の依頼を受けた各地でさまざまな業種の人々との協働作業を通じて、アートの世界とそれとは異なる世界とを接続し、その関係性やそれぞれのあり方を問いかける活動を行っています。

2018 年6 月の京都でのリサーチにて制作した龍崎飛鳥(京都祇園 Bizarre Lounge「BAR-BARA -the Bizarre-」)の緊縛とのコラボレーションによるテストピースや、本学出身の若手作家や学生などを交えたレクチャーパフォーマンスを題材とした複数の新作が発表される本展のタイトルは「Floating World」。緊縛に関心を示したリサーチ当初からヤンコフスキーは地面から浮遊した状態で固定されることにこだわっていました。このタイトルは、歌舞伎や浮世絵に表されるようになったことで緊縛に芸術性が追求されていった歴史的背景もさることながら、例えばヨコハマトリエンナーレ2017 でも展示され、日本の美術ファンの記憶にも新しい《重量級の歴史》(2013)など、重力に逆らって物の見方を変えるような表現のみならず、アートの世界とそうでない世界との関係性を探り続けながら、人々の意識から離れた場所にある新たな世界を提示しようとするヤンコフスキーの作家活動そのものをも示すような言葉だとも言えます。彼のアイデアがいかに発展してオープニングを迎えるのか、ご期待ください。

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