【協力イベント】『えんとこの歌 寝たきり歌人 遠藤滋』上映会
HAPSが協力するイベントのお知らせです。Social Work / Art Conference(SW/AC)ディレクターの奥山理子がアフタートークに出演します。
概要
『えんとこの歌 寝たきり歌人 遠藤滋』上映会
日時:2022年12月18日(日)13:00- /15:30- /18:30- (全3回、15:30-の上映後にアフタートークあり)
料金:1,200円/ドリンク付き1,400円
会場:井口倉庫(〒601-8025 京都府京都市南区東九条柳下町16−6)
定員:20名(予約制。ご希望の方はお名前、電話番号、鑑賞希望回を明記のうえinfo.uzu5mf@gmail.comまでお申し込みください)
主催:5minutes films
協賛:NPOココペリ121/井口倉庫
この映画は、2016年に神奈川県相模原市で起きた障がい者大量殺傷事件の報道を受けたドキュメンタリー映画作家・伊勢真一さんによって収められた、脳性マヒの障がいを持った遠藤滋さんと彼の生活を支える多くのヘルパーたちとの生活を捉えた「えんとこ」=「”遠藤滋”の居るとこ、”縁”のあるとこ」の記録です。
本作は1999年に同じく伊勢監督によって撮られた『えんとこ』から約20年を経て作られた続編でもあり、これら2作を並べてみると、遠藤さんがいかに多くのヘルパーたちと交流を交わしてきたのかが、その時代背景や介護制度の変遷とともに垣間見えてきます。
遠藤滋さんは今年の5月20日に逝去されました。
5minutes filmsの活動が始まったこのタイミングで、遠藤さんや伊勢さんとの交流もあったココペリ121の協賛のもと、追悼の意も込めて『えんとこの歌』上映会の実施を企画した次第です。
(5minutes films代表 中谷利明)
https://www.facebook.com/events/667821574919830/?ref=newsfeed
上映作品について
自分の足で歩こうという思いを諦めない遠藤のように私は生きようとしているだろうか。
1999年に完成させた映画『えんとこ』は、脳性マヒで寝たきり生活を強いられながら介助者たちの力を借りて生きる学生時代の友人、遠藤滋の日々を3年間にわたって追ったドキュメンタリーだった。
《恐ろしき事件ならずや十九人元職員に刺殺さるとは》
2016年、夏。神奈川県相模原市で起きた、障がい者大量殺傷事件を知ったとき、すぐに思い出したのは遠藤のことだった。無性に遠藤に逢いたくなり、「えんとこ」を再び訪れた。20 年近くの時間を経て、遠藤の障がいは進行し、喋ることも、食べることも、困難になっていた。しかし一方で、50代後半から遠藤は短歌を詠むようになり、心の叫びを言葉に託す日々を送っていた。
《足熱し身体も熱し痛し苦しかく叫びいて今日も明けゆく》
ベッドに横たわりながら、進行する障がいの苦しみが歌われ、同時に70歳を越えて生き生きと人生を謳歌する悦びも歌われてきた。
《手も足も動かぬ身にていまさらに何をせむとや恋の告白》
遠藤の寝たきりの日々は35年。「えんとこ」にカメラが入り、ベッドサイドでただただ遠藤と介助者たちとの日々を記録しつづけて25年あまりの歳月が流れた。その介助の日々は、心の交流のドキュメントでもあった。
ありのままのいのちを生かし合いながら生きる・・・ということ。
(かんとく・伊勢真一)
https://isefilm-movie.jimdofree.com/いせフィルムの映画/えんとこの歌/
問い合わせ先
5minutes films(代表 中谷利明)
mail:info.uzu5mf@gmail.com
tel:090-8574-9241