公募・助成・レジデンス

国内外のアーティスト・イン・レジデンスや、助成金等の公募情報を掲載していきます。
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PARADISE AIR LONGSTAY Program 2018「考える葦」


【公募テーマ】”THINKING REEDS|考える葦”
松戸では、江戸川や坂川の中洲や川端で、葦たちが揺れているのを見かけます。17世紀に生まれ、39歳の若さで死んだブレーズ・パスカルは、葦を自然のなかでもっとも弱い存在であるとし、そのうえで、人間を葦に重ねました。「人間はひとくきの葦である。だが、考える葦である」と力強く書きつけるパスカルの筆致からは、思考することへの、そしてそれが行える人間の理性への絶大な信頼が伺えます。とはいえ、その後の負の歴史を振り返れば、啓蒙思想やヒューマニズムが何をなしてきたのか私たちは知っています。このパスカルの言葉は、常に危うい可能性に浸されているのです。それでも、考えることをやめないこと。引き受けること。PARADISE AIRのLONGSTAY Programは滞在中、必ずしも作品を作ることや展覧会をすることを要求しません。ただ、ここ松戸で、それぞれの生活を営む人たちと、思考の伸びやかさを共有できればと思っています。絵画や彫刻などの物質的なメディウムを通して思考をする人も、もちろん大歓迎です。

長谷川新(2017-2018年度ゲストキュレーター)

【内容】
千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」における3ヶ月間の滞在制作。公募は国内外を問わず、また、アーティスト以外のキュレーター、リサーチャーなども幅広く対象とする。最終成果物の有形/無形は問わない。公募テーマを受け、松戸の地域資源を活かしながら、時間的にも空間的にもまちの具体的な「場」と関わるプランを提案すること。

【対象分野】アーティスト、キュレーター、リサーチャーなども可。
【応募期間】2018年3月14日(水)~2018年4月29日(日)

【WEB】http://paradiseair.info/opencall




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