さっぽろ天神山アートスタジオ 国際公募AIRプログラム 2022-2023「雪のうえにのびる道」
【公募テーマ】
[雪のうえにのびる道]
札幌は雪の都市だ。雪が降ると境界線を見失う。雪が降る前に歩いていた歩道が消えてショートカットやだれかがなにかに惹かれて寄り道したであろう謎の導線が雪原に現れる。
雪の上に縦横無尽に(いや、謎のルールや好奇心によって)描かれる足跡は、ある場所で地域でリサーチをするアーティストの足跡のように見えてくる。
パンデミックであらわになったのは、国境や県境といった政府によって、それ以外にも歴史によって、社会によって、自然によってつくられたさまざまな境界線の強さだ。特に社会的な境界線の出現によってまなざしが地獄になりうるということが蘇ってきた。パンデミック発生から3年目の2022年は、この時期に否応無しに突きつけられた境界線を、アーティストの強すぎる好奇心の雪によってふわっと曖昧にしてみたい。
リサーチのおさらい、地域のおさらい、アーティストがある場所に移動して一定期間滞在しておこなう創造的活動のやりなおし。これらの足跡をつけていこう、今年失敗してもまた冬がくれば雪がリセットしてくれる。
【対象分野】
1)以下の両方を含むアートコレクティブであること
日本以外の国籍を有し、かつ日本国以外に在住しているアーティスト
日本のアーティスト
*応募するアートコレクティブは本公募のために一時的に、または特別にタッグを組むというケースも歓迎!
2)日本語または、英語でスタッフ、同時期滞在中のほかのアーティスト、地域・コミュニティとのコミュニケーションがとれること
3)50日間のプログラム全期間において、自身の活動に集中でき考察・リサーチ活動など制作活動が行えること
4)AIR期間を経て、約一ヶ月後に開催する展覧会のプラン構築が行えること。
5)国際公募AIRプログラム企画意図に沿った活動内容を提案し、滞在期間中は自律的な活動を行えること
6)滞在中の活動記録をアーティスト自身で行うこと
7)性別年齢不問、ただし学生の場合は大学院生以上
【応募締切】2022年8月8日(月)
【WEB】https://tenjinyamastudio.jp/2022-2023air.html