【共催事業】事例から考えるアートマネジメントⅠ・Ⅱ オンライン講座開催のお知らせ
京都市文化芸術総合相談窓口[KACCO]とHAPSが共催するオンライン講座のお知らせです。
講座概要
KACCOでは、実務に携わるフリーランス等のアートマネージャーとともに、アートの制作現場でおきるトラブルの事例を共有するワークショップ(非公開)を実施し、弁護士にアドバイスをもらいながらその予防や解決方法を検討しました。本講座では、ワークショップで検討した内容を踏まえて、文化芸術関係者が実務にあたる際に必要な知識としての「ハラスメント」や「契約」の基本について学ぶ機会を提供します。
主催:京都市文化芸術総合相談窓口[KACCO](公益財団法人京都市芸術文化協会)
共催:一般社団法人HAPS
オンライン講座Ⅰ「アートの現場からハラスメントをなくすために」※終了しました。
日時:2021年10月13日(水)18:30〜20:30
講師:三輪晃義(弁護士)
ハラスメントは、広義には「人権侵害」を意味し、性別や年齢、職業、宗教、社会的出自、人種、民族、国籍、身体的特徴、セクシュアリティなどの属性、あるいは広く人格に関する言動などによって、相手に不快感や不利益を与え、その尊厳を傷つけることを言います(人事労務用語辞典より)。
アートの現場はさまざまな人たちの協働で成り立っています。ハラスメントを訴える人がいるならば、それは、その現場が働きにくいと感じる人がいるということ。共に働く現場がどうすれば働きやすい現場になるのかを考える必要があります。
本講座では、法律家からハラスメントについての基本的な知識を学び、「互いに働きやすい現場とは何か」について考えます。
※オンラインでの配信となります。申込をいただいた方に配信URLをお知らせします(受講無料・定員100名程度)
※申込締切:10月12日(火)17:00
オンライン講座Ⅱ「アートの現場における契約の知識」
日時:2021年10月27日(水)18:30〜20:30
講師:三輪晃義(弁護士)
講座協力:谷澤紗和子(美術作家)
事業の主催者とアーティストとで交わす契約書について、契約の当事者がお互いに内容をきちんと理解し、合意して進めるために、確認すべき契約時のポイントを解説していきます。また、アートの現場で起こりがちな契約トラブルの事例を紹介しつつ、契約についての基本的な知識を学びます。
※オンラインでの配信となります。申込をいただいた方に配信URLをお知らせします(受講無料・定員100名程度)
※申込締切:10月26日(火)17:00
ゲストプロフィール
●三輪晃義(みわ あきよし)
大阪弁護士会所属。大阪労働者弁護団、連合大阪法曹団、LGBT支援法律家ネットワーク、日弁連LGBTの権利に関するPT等に所属し、労働者の権利保護やセクシュアルマイノリティ等の人権問題に取り組んでいる。2018-19年、京都精華大学主催のフォーラム「芸術と労働」に登壇。書籍『未来のアートと倫理のために』(2021年、左右社)に「芸術労働者は法律によって守られるか」を寄稿した。