【協力イベント】『リフレクティヴ・ノート(選集)』刊行記念トークイベント第2弾「田中功起×植松由佳」

HAPSが協力するイベントのお知らせです。
7月11日(日)に予定し中止となりました本イベントを、あらためて8月7日(土)に開催する運びとなりました。

概要

『リフレクティヴ・ノート(選集)』刊行記念トークイベント第2弾「田中功起×植松由佳」

日時:2021年8月7日(土)19:30〜21:00 ZOOM配信
予約:https://oil.bijutsutecho.com/artproducts/911/1100010086
*本イベントは、オンライン会議ツール「zoom」のウェビナー機能を使用して配信いたします。

*本チケットは、配信イベントの視聴券です。

*第三者へのURLの共有・譲渡、録音・録画はご遠慮ください。

概要

田中功起さんの新刊『リフレクティヴ・ノート(選集)』は、
昨年11月にアート・ソンジェ・センター(韓国、ソウル)で開催された田中さんの個展にあわせて制作されたテキスト集です。
コロナ禍の最新インタビューや書き下ろしを含む、近年国内外で寄せた16のテキストを収録。
その時々の田中さんの関心事や、作品制作におけるプロセスが綴られています。
刊行イベント第1弾では、写真家の志賀理江子さんにご出演いただき、アーティスト同士の対話をお届けしました。
今回は第2弾として、国内外で様々な展覧会を企画されている国立国際美術館学芸課長、植松由佳さんにご登壇いただきます。本書に再録されているプロダクション・ノートにも関連して、展覧会のプロセスについて、深く掘り下げていきます。
まずは田中さんより、これまで手がけてきたプロジェクトや近作を例に、作品制作のプロセスを紹介します。
そして、コロナ禍において開催された、おふたりの関わる展覧会についても、お話しいただきます。
田中さんには、アート・ソンジェ・センターでの個展について、植松さんには、昨年6月に国立国際美術館にて開催された、ヤン・ヴォーの、日本の美術館での初個展「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」について。
コロナの影響を受けながら、どのようにおふたりが展覧会を関係者とつくりあげていったのか。
作品や展覧会がつくられていく過程を、作家とキュレーターという立場から語り合います。

当日は、京都にいらっしゃる田中さんと植松さんの会場をオンラインでつなぎ配信します。

協力=一般社団法人HAPS

出演者プロフィール

植松由佳(うえまつ・ゆか)
国立国際美術館学芸課長。1993年より丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/財団法人ミモカ美術振興財団勤務を経て現職。現代美術を中心に国内外で展覧会を企画。主な企画展に「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」(2020)「They Do Not Understand Each Other」(2020、共同企画)「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(2018)「森村泰昌:自画像の美術史 「私」と「わたし」が出会うとき」(2016)「ヴォルフガングティルマンス Your Body is Yours」(2015)など。2011年第54回ヴェネチア・ビエンナーレ⽇本館コミッショナー(作家=束芋)、2008年第13回バングラデシュ・ビエンナーレ⽇本参加コミッショナー(作家=須田悦弘、米田知子)を務めた。16年第11回⻄洋美術振興財団賞・学術賞受賞。

田中功起(たなか・こおき)
美術家。1975年栃木県生まれ。2000年、東京造形大学美術科絵画専攻卒業。05年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。09年、文化庁新進芸術家海外研修制度によりロサンゼルスに留学。近年は、映像やインスタレーション、執筆などを通して、人と人との協働に焦点を当てた作品を制作。13年に行われたヴェネチア・ビエンナーレでは日本館代表作家として参加し、「abstract speaking – sharing uncertainty and collective acts(抽象的に話すこと─不確かなものの共有とコレクティブ・アクト)」展で特別表彰を受賞した。主な国際展にミュンスター彫刻プロジェクト(2017)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017)、リヴァプール・ビエンナーレ(2016)など。主な著作に『共にいることの可能性、その試み、その記録-田中功起による、水戸芸術館での、ケーススタディとして』(グラムブックス、2016)、『必然的にばらばらなものが生まれてくる』(武蔵野美術大学出版局、2014)など。




助成: