【協力展覧会】「TO SELF BUILD」
HAPSスタジオ使用アーティスト、中田有美が参加する展覧会のお知らせです。
概要
「TO SELF BUILD」
この度、BnA Alter Museumでは同施設内SCG (STAIRCASE GALLERY)にて5月25日より、開館より初となる企画展”TO SELF BUILD”を開催致します。この企画展は、アートプロジェクトBnA Alter Museumが自身を変容し続けるための”代謝機関”として企画されました。本展では、秋山ブク、小林椋、小宮太郎、中田有美の4名の作家を取り上げます。
それぞれが特定の表現領域に収まることのない展開を試行する作家たちです。今回は各々が、施設内階段に沿った計31メートルの縦型ギャラリースペースという特殊な展示空間に呼応すると同時に、本プロジェクトがこれまでの建築及び制作おいてに纏った力場を読み取り、編集し、実験することから、代謝ともいうべき制作展示を行います。代謝とは生の一過程であると同時に、自らの領域を広げて変容いくことであると言えるでしょう。
来場者に、来場者自身の領域を拡大させる契機となることを願っています。
-本展ディレクター 筒井一隆
会期:2019年5月25日(土)-
開館時間:11:00〜18:00
会場:BnA Alter Museum SCG
〒600-8024 京都市下京区天満町267
料金:500円
詳細:http://bnaaltermuseum.com
アーティストプロフィール
中田有美(なかた・ゆみ)
1984年奈良県生まれ。2016年京都市立芸術大学美術研究科博士課程油画(博士)修了。2006年より絵を描きはじめる。2014年より、近代までの自画像の制作システムから絵画の要件を抽出して条件づけた制作シリーズ「Near and Far」に取り組んでいる。実際の空間に背景となる自作の壁紙をパノラマのように展開し、等身大のジオラマ状の空間を制作する。作者はその中で複数の任意の視点を設定し「見たまま」を描く。描かれたキャンバスはインクジェット出力された壁紙と同時に「絵画」として展示され、それぞれが対応しながら複合的な鑑賞体験をもたらしている。