【協力イベント】おおさかアートコモンズ(仮称)ギャザリング「アートを伝える。アートを感じる。」

HAP事務局長の藏原藍子が登壇するイベントのお知らせです。

概要

おおさかアートコモンズ(仮称)ギャザリング「アートを伝える。アートを感じる。」
日時:2019年2月15日(金)19:00~20:45
会場:enoco地下1Fカフェ「CORAL PARLOR enoco」
〒550-0006 大阪市西区江之子島2-1-34 大阪府立江之子島文化芸術創造センターB1F
料金:無料(カフェでの1ドリンクオーダーにご協力ください)
定員:20名程度(事前申込不要)
詳細:http://www.enokojima-art.jp/artcommons_gathering1

モデレーター:大島賛都(アーツサポート関西チーフプロデューサー)
スピーカー(五十音順):
梅田哲也(アーティスト)、藏原藍子(東山 アーティスツ・プレイスメントサービス HAPS 事務局長)、山中俊広(インディペンデント・キュレーター/大阪アーツカウンシル 部会委員)
コーディネーター:高坂玲子(大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco])

主催:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]
協力:アーツサポート関西、大阪アーツカウンシル、おおさか創造千島財団

イベントについて

enocoは“府立”の文化施設として中長期的な視点に立ち、大阪の芸術文化のハブとなり、enocoにひと/もの/こと/情報が行き交い、多様な個人や組織が創造的な活動に参加する機会をつくりだすことをひとつの目標としています。そこで大阪で芸術・文化の支援等を行う団体・期間と連携し、情報や課題の共有の場「おおさかアートコモンズ(仮称)」を2018年度より試行させています。

2018年11月にはアーツサポート関西、大阪アーツカウンシル、おおさか創造千島財団という3つの団体・期間と連携し、オープン・ミーティングを行いましたが、引き続き、規模に関わらず、課題や議論、情報を共有するために様々な方が集まる場を持つこととしました。その一つが、毎回異なる話題提供者を設定し、参加者の方とともに話していく「ギャザリング」。

第1回目となる今回は下記のテーマで実施します。


「アートを伝える。アートを感じる。」
全国各地でアートによるコミュニティと連携した取り組みが行われています。世界的に見ても日本ほどアートをこうした社会的ツールとして活用している国はないのではないでしょうか。こうした取り組みにおいては、通常アートと接点を持たない方々にアートを伝え、一緒にプロジェクトを進めていく状況がごく普通にあるのではないかと思います。

アートの予備知識や経験があまりない住民などの方々を巻き込み一緒にプロジェクトを進めていく上での秘訣とは?また、それに関わる人々は、そこで何を感じ、何を得るのでしょう?また 、そうした取り組みの中に、私たちがアートの本質について考える上で非常に重要なヒントが含まれているようにも思います。

今回のおおさかアートコモンズでは、これまでさまざまなアートプロジェクトに関わってこられた方々をお招きし、地域の住民などを巻き込んだプロジェクトを進めていく上での秘訣や工夫についてお話をしていただきながら、アートとは何かという本質的な問題について一緒に考えていきたいと思います。

テーマ1 コミュニティと連携したアートプロジェクトの目的や意義
テーマ2 住民などの外部の方々を取り込んでいく上での秘訣や工夫
テーマ3 こうしたアートプロジェクトの実施によって、逆に得られたアート的なる体験

スピーカープロフィール

・梅田哲也(アーティスト)
インスタレーションやパフォーマンスの作品を国内外で発表。美術のみならず、建築や音楽など分野を跨いだ活動が多い。近年の展覧会に「札幌国際芸術祭2017」、「東海岸大地藝術節」(台東、2018年)、個展に「See, Look at Observed what Watching is」(Portland Institute for Contemporary Art、ポートランド、2016年)。パフォーマンス作品では「Composite: Variations」(Kunstenfestivaldesarts 2017、ブリュッセル)、「INTERNSHIP」(国立アジア文化殿堂、光州、2016年 / TPAM 2018、 KAAT神奈川芸術劇場ホール)などがある。

・藏原藍子(東山 アーティスツ・プレイスメントサービス HAPS 事務局長)
国際基督教大学教養学部人文科学科、多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。2007年~2012年 21_21 DESIGN SIGHTにて運営および展覧会の企画制作に携わる。多摩美術大学芸術人類学研究所事務局を経て、2013年より東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)事務局にて、京都市内で活動するアーティストの支援等を行う。2017年8月より同事務局長。

・山中俊広(インディペンデント・キュレーター/大阪アーツカウンシル 部会委員)
1975年大阪生まれ。大阪府立大学経済学部卒。大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士前期課程修了。学芸員、ギャラリー勤務などを経て、2012年よりキュレーターの活動を開始。2013年には、大阪市此花区にギャラリー「the three konohana」を開廊する。2018年より大阪アーツカウンシル部会委員。
「飛鳥アートヴィレッジ」プログラム・コーディネーター(2013年~)、「HUB-IBARAKI ART PROJECT」チーフディレクター(2018年~)、「奈良・町家の芸術祭 はならぁと」アートディレクター(2014、15年)など、地域型アートプロジェクトに深く関わり、現代美術と地域資源、一般市民、行政機関をつなぐ企画をおこなっている。




助成: