京都駅東南部エリア アート・トライアル 2017-2018 イベント「おとと おどりの まつりごと」開催のお知らせ


 
 今年度、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では、京都市からの受託事業として、「京都駅東南部エリアアート・トライアル2017-2018」と題し、地域住民と若手芸術家など京都駅東南部エリア(南区山王学区の竹田街道より東側の7箇町。以下「本エリア」という。)に関心のある方が広く参加することができる全4回のワークショップを実施しました。
 このたび、”地域とアートの出会いを可視化する”をテーマとして実施してきた、本事業の最終となるイベント「おとと おどりの まつりごと」を開催いたします。

概要

作曲家朴実をはじめとする京都駅東南部エリアのアーティストたちと、新たにこの地にやってきたダンサーきたまりが、コミュニケーションを重ねて作品を制作し、エリア内の空き地と劇場予定地の2カ所を会場に上演します。
まちあるきマップを手にエリア内を散策しながら会場へ向かい、異なる表現の出会いを目撃してください。
上演後には、このプロジェクトを振り返り、これからのこのエリアのまちづくりについて考えるトークを行います。

 
日時・会場:2018年3月25日(日)11:30〜17:00
エリアマップ配布:11:30〜13:30/元山王小学校
おととおどり-空き地:14:30〜15:00/南岩本公園、公園東側市有地
おととおどり-劇場予定地:15:30〜16:00/ハチセ倉庫(Theatre E9 Kyoto予定地)
トーク「アート・トライアルと、これから」:16:10〜17:00/ハチセ倉庫(Theatre E9 Kyoto予定地)
 
定員:おととおどり2=先着80名(予約は締め切りました)
参加費:無料
総合演出:きたまり 
音楽監修:朴実(パクシル)
 
舞台監督:浜村修司
照明:吉本有輝子(真昼)
音響:谷口大輔(T&Crew)
特殊造形:吾郷泰英
演出アシスタント:今村達紀、倉田翠、田村興一郎
 
主催:京都市
企画制作:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
制作:一般社団法人アーツシード京都
協力:株式会社八清

当日タイムテーブル

エリアマップ配布(配布場所:元山王小学校)11:30〜13:30
2月に開催したワークショップの参加者みんなで集めた、京都駅東南部エリアの魅力を盛り込んだマップを作成しました。「おととおどり」の会場への道中、このマップを見ながらエリアの散策を楽しんでください。(エリアマップは「おととおどり」の会場でも入手できます)

おととおどり-空き地(会場:南岩本公園、公園東側市有地)※雨天中止 14:15〜開場 14:30開演(上演時間約30分)
南岩本公園と未利用の市有地を会場に、子どもたちと地域内外のアーティストが、パフォーマンスを行います。
※立ち見となる可能性があります。また、鑑賞する場所によって、パフォーマンスが見づらい場合がありますので、ご了承ください。

“出演者一覧”

出演:地域のこどもたち、今貂子+ニコ、袋坂ヤスオ、今村達紀、倉田翠、佐藤家、田村興一郎、きたまり 他
演奏:ハンマダン

おととおどり-劇場予定地 ※予約は締め切りました
(会場:ハチセ倉庫/Theatre E9 Kyoto予定地)15:15〜開場 15:30開演(上演時約30分)
劇場(Theatre E9 Kyoto)計画を進めている建物内で、作曲家 朴実をはじめとする、地域にまつわる音楽家たちの演奏にあわせて、ダンサーきたまりが踊ります。
※演出の都合上、開演後はご入場いただけない場合があります。あらかじめご了承ください。

“出演者一覧”

出演:きたまり
演奏:北村柚起恵(ソプラノ)、朴優栄(フルート)、朴実(ピアノ)、朴晢(チャンゴ他)

トーク「アート・トライアルとこれから」※予約は締め切りました
(会場:ハチセ倉庫/Theatre E9 Kyoto予定地)16:10〜17:00
今年度の取り組みを振り返り、このエリアのまちづくりについて考えます。
登壇者:寺川政司(近畿大学准教授)、あごうさとし(一般社団法人アーツシード京都代表理事)、
遠藤水城(東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員長)、平井忠之(京都市総合企画局プロジェクト推進室事業推進担当部長)

会場アクセス

元山王小学校:〒601-8004 京都市南区東九条東山王町12-3 □JR京都駅八条口から徒歩約5分
 
南岩本公園・公園東側市有地:〒601-8012 京都市南区東九条南岩本町15
ハチセ倉庫/Theatre E9 Kyoto予定地:〒601-8013 京都市南区東九条南河原町9-1
□JR京都駅八条口から徒歩約15分
□京阪本線・JR奈良線東福寺駅から徒歩約7分
□京都市営地下鉄九条駅から徒歩約15分
□京都市営バス「九条河原町」から徒歩約5分

お申し込み

満員御礼につき、おととおどり2、トークイベントの予約は締め切りました。
・申込方法
3月24日(土)までに、電話又はメールでお申込みください。
お申込みの際は①代表者氏名(ふりがな)、②電話番号、③年齢、④同伴者全員の氏名(ふりがな)
をお伝えいただきますようお願いします。
  
(申込先)一般社団法人アーツシード京都
電話:075-744-6127 (平日10時〜18時) メール:ticket@askyoto.or.jp

出演者プロフィール

“プロフィールはこちら”


朴実(ぱく しる)
作曲家・音楽教師。1944年1月、在日コリアン二世として京都市南区東九条にて出生。昼は電気会社に勤務し、夜は京都市立洛陽高校定時制に通いながら、音楽の勉強を始める。京都市立音楽短期大学(現京都市立芸術大学音楽学部)作曲科及び作曲専攻科卒業。1968 年~ 2011 年まで、京都市立芸術大学の研究機関である「京都子どもの音楽教室」の特別研究員を勤める。1986 年秋,東九条を拠点に活動する民族・民衆文化牌「ハンマダン」結成に参加、1992年東九条マダン結成準備会を呼びかけ、1993 年~1996年事務局長、1997 年~2008年実行委員長を勤める。他に、オモニハッキョ・ケナリ代表、2009 年結成された京都・東九条CAN フォーラム代表。
主な作品に《朝鮮民謡の主題による幻想曲》サムルノリと西洋楽器アンサンブル曲《チョロプ》《ハン》等がある。


きたまり
2003 年よりダンスカンパニー「KIKIKIKIKIKI」を主宰。以後、演出・振付・ダンサーとして活動を行っている。2006 年、京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。主な受賞歴に,振付作品《サカリバ007》にて「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2008」にオーディエンス賞受賞。ソロダンス《女生徒》にて、横浜ダンスコレクションR 2010「横浜ソロ×デュオ+」未来にはばたく横浜賞受賞。近年は身体のもつ面白さを幅広い層に提案する為に、作品上演だけでなくプロデュース公演やイベントも多数企画している。

 
今貂子(いま てんこ)
1958年生まれ。舞踏家・振付家。河原町九条の今貂子舞踏研究所代表。1980~94年白虎社に参加。2000年舞踏カンパニー倚羅座結成。2007年より五條會館にて定期公演開催。2016年よりKYOTO舞踏館にて《秘色》をロングラン上演中。

ニコ
クラリネット奏者。音楽ユニットニコらん主宰。クレズマーなどの旋律をもとに独自でエモーショナルな音楽を奏でる。舞踏カンパニー倚羅座の舞踏手としても活動。

袋坂ヤスオ(ふくろざか やすお)
舞踏家。1971年生まれ。18歳で京都に出て能楽を学び、1996年に舞台の道へ。2014年、舞踏作品《天人五衰》を発表。2016年、舞踏ユニット「非風」を結成。2017年よりKYOTO舞踏館にて《反重力子 花のかんばせ》をロングラン上演中。

今村達紀(いまむら たつのり)
1981年生まれ。ダンサー、振付家。毎日一回どこかで息を止めて踊る「無呼吸」プロジェクトでSeoul Dance Center International Artist In Residence Programに選出。京都市南区在住。

倉田翠(くらた みどり)
1987年生まれ。演出・振付家・ダンサー。akakilike主宰。3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都造形芸術大学卒業。故郷の家・京都の利用者等とダンス作品を制作、2018年1月に雲史ホールにて上演した。

佐藤家(さとうけ)
佐藤健太郎、まどか、つきひのメンバーで構成されている。

田村興一郎(たむら こういちろう)
1992年生まれ。演出・振付家・ダンサー。京都造形芸術大学にてダンスを学び、在学中にDance Project Revoを立ち上げる。お笑いダンスユニット「ムロタムラ」では、福祉施設や保育所でダンスを披露したり教えている。

ハンマダン
東九条を拠点に朝鮮半島の民族・民衆文化を基盤として、自らの文化を創造するグループ。1986年に結成。2017年、結成30+1周年公演を行う。2018年で第26回を迎える「東九条マダン」では、立ち上げ以来、主要な役割を担っている。グループ名は「ひとつの広場」を意味する。

北村柚起恵(きたむら ゆきえ)
同志社女子大学学芸学部音楽学科声楽専攻卒業。同大学音楽学会<頌啓会>特別専修科修了。イタリア・ミラノ音楽院にてVannini氏に師事。全日本ソリストコンテスト審査員特別賞受賞。ハンマダン所属。

朴優栄(ぱく うよん)
立命館大学経済学部卒業。立命館大学交響楽団にて阪哲朗氏、中橋健太郎左衛門氏の指揮のもと演奏。山田智香、金豊水、清水信貴、大嶋義実、富久田治彦の各氏に師事。京都市立芸術大学大学院音楽研究家修士課程在籍。

朴晢(ぱく ちょる)
打楽器奏者。朝鮮の伝統楽器を用いた打楽器アンサンブル「サムルノリ」と和太鼓のセッションを構想し、1996年の東九条マダンで実現。以来「和太鼓サムル」は東九条マダンの名物となっている。ハンマダン所属。

お問い合わせ

東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
〒605-0841 京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339
Mail :info@haps-kyoto.com
Tel:075-525-7525

京都市東南部エリア活性化方針とは

“京都市東南部エリア活性化方針の詳細はこちら”

京都の玄関口である京都駅の東南部に位置する京都駅東南部エリアは,京都駅に近接し,また,京都市立芸術大学が移転する京都駅東部エリアに隣接する立地特性から,世界を視野に入れた新たな文化行政,文化交流を推進していくうえで,重要な地域となっています。これを踏まえ,本エリアのまちづくりに「文化芸術」という新たな視点を取り入れることにより,「若者」を中心とした新たな人の流れを生み出し,本エリアの課題でもある人口減少や高齢化の進展に歯止めを掛けるとともに,本エリアと京都駅周辺地域の活性化の動きが連動することで京都全体の活性化につなげていくため,京都市は本年3月に「京都駅東南部エリア活性化方針」を策定しました。

活性化方針の詳細は京都市のウェブサイトをご覧ください。
http://www.city.kyoto.lg.jp/menu4/category/56-16-1-0-0-0-0-0-0-0.html

京都駅東南部エリア アート・トライアル2017-2018とは

“京都駅東南部エリアアート・トライアル2017-2018の詳細はこちら”

HAPSは「京都駅東南部エリア活性化方針」に基づく「文化芸術」と「若者」を基軸とした新たなまちづくりの推進を京都市より委託されています。
今年度は、活性化に向けた機運の醸成等をはかるため「京都駅東南部エリア アート・トライアル2017-2018」と題し、地域住民と若手芸術家など京都駅東南部エリアに関心のある方が広く参加するワークショップやイベントを開催しました。

facebookページ
本事業の情報やこれまでのワークショップの様子などを発信しています。
京都駅東南部エリア アート・トライアル2017-2018
https://www.facebook.com/kyoto.arttrial.2017.2018/

これまでに実施したワークショップなど

芸術と生活をめくるラウンドテーブルvol.1
「本エリアの今を知る」をテーマとして、地域の特色等のガイダンスのほか、徒歩により本エリア内を散策し,地域活動や新たな文化芸術のまちづくりに向けた動き等を体感した。その後、参加者で自由に意見交換を行った。
参加者:27名

芸術と生活をめくるラウンドテーブルvol.2
アートによるまちづくりを知る」をテーマとして、アートが密接に関わっているまちづくりの関係者を招き、その取組内容を紹介いただいた後に、登壇者及び参加者で意見交換を行い、本エリアの今後のまちづくりを考えた。
参加者:77名
※主な登壇者:大谷燠(いく)(NPO法人 DANCE BOX理事長,神戸アートビレッジセンター館長)、田口幹也(城崎国際アートセンター館長兼広報・マーケティングディレクター) 他

第3回ワークショップ「地域資源を発掘しよう~つぶやき拾い~」
「地域資源をいかした今後のまちづくり」をテーマとして、グループワークを行い、様々な視点から本エリアの地域資源を発掘・共有した。
参加者:26名

第4回ワークショップ「地域資源のつなぎ合わせ~見える化~」
第3回ワークショップで共有した内容等を踏まえた、新たなまちづくりに向けた意見交換を行う。
参加者:30名


 




助成: