平成27年度京都文化博物館総合展示 京都府所蔵の雛人形

Art Picks TOPに戻る Art Picks TOP 前のページに戻る Back
hina_banner-680x272

開催情報

 
【期間】2015年2月26日(土)〜4月3日(日)
【開館時間】10:00~19:30(入館は19:00まで)
【休館日等】月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)
【料金】一般 500円(400円)、大学生400円(320円)、小中高生無料
※( )内は20名以上の団体料金。
*上記料金で、3階フィルムシアターもご覧いただけます。
※( )内とは前売り、団体(20名以上)の料金

http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/hinaningyou/

会場

会場名:京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」
webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~19:30(入館は19:00まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)

概要

 京都府では、江戸時代から現代までの雛人形とその関連資料を多く収蔵しており、例年、上巳の節句(桃の節句)にあわせた展示を行ってきました。子供の成長を祝う心はいつの時代も変わりませんが、雛人形には様式の変遷がみられます。京都府のコレクションにはさまざまな様式の雛人形が含まれるのが大きな強みです。江戸時代中期の古拙な面持ちの元禄雛から、昭和初期の大礼雛まで、本年も選りすぐった優品を展示いたします。
 雛人形とともに、天児 あまがつや這子 ほうこなど、子供の身をまもると信じられていた人形や衣裳人形もご紹介します。かつて雛祭には、雛人形のみならず抱き人形や市松人形など、家中の人形を並べて賑やかに飾って楽しんだといいます。展示室でそんな様子を想像していただければ幸いです。
 雛人形に関連する染織作品としては、江戸時代後期の公家の装束や子供のきものを展観します。江戸時代後期、公家も小袖を表着 うわぎとして着用するようになったと考えられていますが、儀式の際には装束を身につけていたようで、吉川観方コレクションには、装束の文化をしのばせる多くの資料が含まれています。今回は、その中から袿 うちきや狩衣 かりぎぬをご紹介します。有職雛の端正な衣裳や、刺繍を多用した華やかな古今雛の衣裳と見比べていただきたいと思います。
 子供のきものからは、明治時代の振袖をご紹介します。大人の女性のきものが地味であった時代なので、子供のきものも地色が黒やねずみ色などと大変に地味ですが、大人のきものと同じく繊細な手描友禅がほどこされた小さな振袖は、じゅうぶんに見応えがあります。どうぞごゆっくりお楽しみください。

« Art Picks TOPに戻る « Art Picks TOP
助成: